便利屋での引っ越し

便利屋さんを上手に使う

近場への引っ越しを考えたときに、選択肢の一つとして上がってくるのが便利屋さんです。電話帳に広告が載っていたり、時々入っている折込チラシ、ポストのチラシで目にしたことがある方も多いと思います。また、なんとなく近所や地元の便利屋さんという感覚があり、親しみある方もいるかもしれません。

 

便利屋さんは許可を持っていないので、車に荷物を積んで運搬するという引っ越し業務そのものを頼むことはできません。しかしその代わり、さまざまな作業を幅広く請け負っているという強みがあり、引っ越しの手伝いを頼むには力強い業種といえます。

 

便利屋

 

まずあらためて確認しておきましょう。便利屋さんに頼むことができない「引っ越し作業」とは、「荷物を積んだトラックを新居まで運転してもらうこと」、「便利屋さんが所有する車両を借りて荷物を運ぶこと」、だいたいこの2点になります。

 

2つ目の、便利屋さんの車両で荷物を運ぶ場合は、依頼主が自分で運転しても、プロの引っ越し業者が運転しても違法です。車両の貸し出しはレンタカー事業になるので、これも特別な許可が必要なのです。

 

荷物の梱包、積み込み、大型家具・家電の搬出、部屋のクリーニング、エアコンの脱着など、そのほかの作業は頼むことができます。

 

また、便利屋さんを頼む場合は料金体系に注意しましょう。ある便利屋さんの場合、「出張費・2000円(1名につき)、作業代・1時間3000円(1名につき。1時間以降は30分につき1500円)」となっています。拘束時間が長くなると、意外に人件費が積み上がってしまうので、注意が必要です。

 

結論としては、引っ越し作業に便利屋さんを頼む場合は、作業をある程度限定して、コンパクトに頼んだ方がお得感があると思います。たとえば、市内への近距離引っ越しであっても、荷造りと荷解き、両方の作業を頼むと長時間作業になって料金がかなり加算されますから、より忙しい方にだけ来てもらうようにするとよいでしょう。

 

また、漠然と「引っ越しを手伝ってほしい」というよりも、自分でまず作業計画を立て、そのうえで「荷造りと部屋のクリーニング」、「荷作り中の子供のお守りと、エアコンの取り外し」など、依頼する仕事内容を決めると、時間が必要以上に長引かなくて済むのではないでしょうか。

 

もちろん、途中で急遽、発生した作業を頼むこともできます。広く浅く、が便利屋さんの特長ですから、その特長を生かして手伝ってもらいましょう。